地唄用の胡弓の弓製作
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地唄用の胡弓の弓製作(その1)(2020.2.17)

地唄用の胡弓の弓の製作依頼をされました倉敷市在住の鈴木勝秋先生のプロフィールを紹介します。

出身地  東京
幼少より母、鈴木操秋に箏の手ほどきを受ける。
3歳:初舞台
8歳:三味線の手ほどきを開始する。
16歳:この頃より川瀬白秋師の直門となる。
白秋師に胡弓の手ほどきを受け、その後も同師の指導の下で歌舞伎音楽(下座音楽)に携わり役者と共に各地を回る。
平成2年:母、操秋が倉敷市に移住のため、東京の稽古場を引き継ぐ。
平成5年:呉服座で行われた坂東玉三郎公演で地方(じかた)として「鐘が岬」の箏を務める。
平成6年:ウィーンでの海外公演に出演。
平成9年:倉敷にて母、操秋と共に弟子の育成に力を入れる。
学校に於いて、子供達の古典への意識向上、病院やその他各施設に於いて、心を癒す音楽の慰問等の活動に尽力。
平成19年:母、操秋が倉敷の地で作り上げてきた操秋会を引き継ぐ。
現在、古典芸能「心の音楽」を次世代に伝えるため、各方面で活動しながら、若い世代の育成に力を入れている。
岡山・後楽園和室で胡弓のワークショップを開催(クリックで画像を拡大)
ワークショップの様子(クリックで画像を拡大)
ワークショップの様子(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その2)(2020.2.17)

OHK(岡山放送)に胡弓の紹介で生出演された鈴木勝秋先生。
岡山放送スタジオで(クリックで画像を拡大)
胡弓の説明を(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その1)(2020.2.15)

昨年に続いて、地唄用の胡弓の弓の製作をすることにしました。弓の部分の真竹は昨年末に油抜き作業をして天日干しをしています。今回は、柄の部分に使用する布袋竹の油抜き作業をしました。七輪に樫炭を入れて着火し、その後、備長炭を入れて火が着いたら、布袋竹の油抜き作業をしました。
布袋竹の青竹(クリックで画像を拡大)
七輪の樫炭に着火(クリックで画像を拡大)
備長炭に着火(クリックで画像を拡大)
油抜き作業を開始(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その2)(2020.2.15)

油抜きをした布袋竹は、2階ベランダで天日干しにしました。乾燥した後、7月頃に、再度備長炭でタメ直しをする予定です。
油抜き作業(クリックで画像を拡大)
油抜きした布袋竹(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(2020.1.31)

昨年の11月に倉敷市在住の鈴木勝秋先生に8本の完成した胡弓の弓を引き渡しをしました。その中で、No1の弓、お琴屋さんが朱色の房や弦を取り付けて弟子の方が使うことになりました。鈴木先生は、岡山や倉敷でさらに胡弓を学ぶ人を募集するとのこと。それに備えて、私も昨年末に新規に製作する弓の材料にする太くて肉厚の真竹を切って、油抜き作業も終わり、天日干しをしています。昨年の経験を生かして、さらに良き胡弓の弓を今年も製作する予定です。
弦と房の付いた弓(クリックで画像を拡大)
弦と房の付いた弓(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その1)

地唄で使用します胡弓の弓製作を、倉敷在住のお琴の先生から依頼されたのが平成三十年の年末でした。初めて弓製作に挑戦です。見本にお借りした弓を参考に、まずは材料の準備から始めました。柄の部分は、布袋竹なので、門下の大部さんに依頼して、茨城県産の布袋竹と、私の実家がある岡山県内で亀甲竹を確保しました。1月に、川崎の自宅で布袋竹、亀甲竹を備長炭を使用して油抜き作業をしてから、天日乾燥をしました。
見本の胡弓の弓(クリックで画像を拡大)
見本の胡弓の弓(クリックで画像を拡大)
茨城県産の布袋竹(クリックで画像を拡大)
布袋竹・亀甲竹の油抜き作業(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その2)

油抜きした布袋竹、亀甲竹は2月半ばまで天日干しにしました。また、先の弓材は地無し3尺管用の肉厚な竹材を割って、カンナを使用して粗削りをしました。中継ぎ部分のほぞは8mm、そのため弓材の元の部分は肉厚が12mm必要になり、この竹材でなんとか間に合いました。布袋竹、亀甲竹、弓先の竹も
かなりの変形をしていたので、備長炭を使用してため直しをしました。
油抜きした布袋竹と亀甲竹(クリックで画像を拡大)
乾燥した布袋竹と亀甲竹(クリックで画像を拡大)
乾燥した布袋竹と亀甲竹のため直し作業(クリックで画像を拡大)
3尺管の竹材で作った弓先(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その3)

弓の中継ぎ部分を、木材と竹を使用しましたが、竹の方は肉厚不足になり、すべてを木工旋盤を使用して木材で製作することに変更しました。中継ぎのパイプはアルミ材で外径が10mm。内径が8mm、この半分をたたいて、半丸の断面に加工し、差し込んだ弓先のほぞが回転しないようにしました。
木工旋盤で、中継ぎ部の製作(クリックで画像を拡大)
大体の弓の姿ができる(クリックで画像を拡大)
竹の中継ぎを木材に変更する(クリックで画像を拡大)
木工旋盤での作業(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その4)

大体の弓の形が出来上がった。楽器の道具として使用するので、全体のバランスが重要になります。見本の弓の重心に馬の毛を止める手前の金具の位置にあるので、私の製作したものも、同じ場所に重心がくるようにしました。
中継ぎ部の竹と木材(クリックで画像を拡大)
弓の2本は作り直し。新しい竹材準備(クリックで画像を拡大)
弓先の仕上げは2種類の内丸カンナを使用(クリックで画像を拡大)
弓の姿が出来上がった(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その5)

ゆみの製作も最後の難関、弓先の曲げ加工です。熱湯に入れた後、ガスの火で少しずつ炙って、竹を柔らかくしてから、弓先を曲げる道具を使用して、曲げることが出来ました。この後は、細かい仕上げ作業をして、漆仕上げが待っています。材料の準備をしてから、8月の最後の週に、曲げ加工まで完了しました。9月中には完成したいですね。
弓先の曲げ加工(クリックで画像を拡大)
柄の部分(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その6)2019.9.26

弓先の曲げ加工も終わり、弓先に弦を取り付けるフックの取り付けをしました。竹は割れやすいので、万力ではさんで、1.5mmのドリルで下穴をあけてから、フックをねじ込みました。手元の金具は、漆塗装の後に取り付けします。漆塗装をした後の、乾燥させる室箱も上から、弓を吊るす形のものを製作しました。
8本の弓ができました(クリックで画像を拡大)
万力に挟んで、弓先に穴をあける(クリックで画像を拡大)
穴あけした部分にフックをねじ込む(クリックで画像を拡大)
弓先に金具を固定(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その7)2019.10.14

胡弓の弓に漆塗りをしてから2週間が過ぎました。気温の変動や湿度の変化で、
漆の表面に仕上がり状態が悪いので、今日は、サンドペーパーで表面を削り、再度、漆塗り作業をしました。湿度が高いので、弓先は室箱に入れないで、外部で乾燥させることにしました。
弓の表面の漆を削る(クリックで画像を拡大)
表面の漆を削った弓(クリックで画像を拡大)
柄の部分の漆も削る(クリックで画像を拡大)
再度、弓に漆を塗る(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その8)2019.10.14

弓先は外で吊るして自然乾燥に、柄の部分は室箱に入れて乾燥することにしました。
柄の部分は室箱に(クリックで画像を拡大)
温度は低く、湿度は高い(クリックで画像を拡大)
弓先は自然乾燥(クリックで画像を拡大)
弓先は自然乾燥(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その9)2019.10.25

今年の1月から製作を始めました地唄用の胡弓の弓も10か月かけて、今日、金具を取り付けて、やっと完成しました。後はお琴の先生の方で、赤い紐や房を取り付けて最終的に完成します。
完成した8本の弓(クリックで画像を拡大)
柄の部分に金具を取り付け(クリックで画像を拡大)
柄は布袋竹と亀甲竹(クリックで画像を拡大)
弓先にフックを取り付け(クリックで画像を拡大)