地唄用の胡弓の弓製作
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地唄用の胡弓の弓製作(その1)

地唄で使用します胡弓の弓製作を、倉敷在住のお琴の先生から依頼されたのが平成三十年の年末でした。初めて弓製作に挑戦です。見本にお借りした弓を参考に、まずは材料の準備から始めました。柄の部分は、布袋竹なので、門下の大部さんに依頼して、茨城県産の布袋竹と、私の実家がある岡山県内で亀甲竹を確保しました。1月に、川崎の自宅で布袋竹、亀甲竹を備長炭を使用して油抜き作業をしてから、天日乾燥をしました。
見本の胡弓の弓(クリックで画像を拡大)
見本の胡弓の弓(クリックで画像を拡大)
茨城県産の布袋竹(クリックで画像を拡大)
布袋竹・亀甲竹の油抜き作業(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その2)

油抜きした布袋竹、亀甲竹は2月半ばまで天日干しにしました。また、先の弓材は地無し3尺管用の肉厚な竹材を割って、カンナを使用して粗削りをしました。中継ぎ部分のほぞは8mm、そのため弓材の元の部分は肉厚が12mm必要になり、この竹材でなんとか間に合いました。布袋竹、亀甲竹、弓先の竹も
かなりの変形をしていたので、備長炭を使用してため直しをしました。
油抜きした布袋竹と亀甲竹(クリックで画像を拡大)
乾燥した布袋竹と亀甲竹(クリックで画像を拡大)
乾燥した布袋竹と亀甲竹のため直し作業(クリックで画像を拡大)
3尺管の竹材で作った弓先(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その3)

弓の中継ぎ部分を、木材と竹を使用しましたが、竹の方は肉厚不足になり、すべてを木工旋盤を使用して木材で製作することに変更しました。中継ぎのパイプはアルミ材で外径が10mm。内径が8mm、この半分をたたいて、半丸の断面に加工し、差し込んだ弓先のほぞが回転しないようにしました。
木工旋盤で、中継ぎ部の製作(クリックで画像を拡大)
大体の弓の姿ができる(クリックで画像を拡大)
竹の中継ぎを木材に変更する(クリックで画像を拡大)
木工旋盤での作業(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その4)

大体の弓の形が出来上がった。楽器の道具として使用するので、全体のバランスが重要になります。見本の弓の重心に馬の毛を止める手前の金具の位置にあるので、私の製作したものも、同じ場所に重心がくるようにしました。
中継ぎ部の竹と木材(クリックで画像を拡大)
弓の2本は作り直し。新しい竹材準備(クリックで画像を拡大)
弓先の仕上げは2種類の内丸カンナを使用(クリックで画像を拡大)
弓の姿が出来上がった(クリックで画像を拡大)

地唄用の胡弓の弓製作(その5)

ゆみの製作も最後の難関、弓先の曲げ加工です。熱湯に入れた後、ガスの火で少しずつ炙って、竹を柔らかくしてから、弓先を曲げる道具を使用して、曲げることが出来ました。この後は、細かい仕上げ作業をして、漆仕上げが待っています。材料の準備をしてから、8月の最後の週に、曲げ加工まで完了しました。9月中には完成したいですね。
弓先の曲げ加工(クリックで画像を拡大)
柄の部分(クリックで画像を拡大)