地無し尺八製作(その88)
地無し尺八製作(その1)(2025.12.11)2尺3寸管の歌口入れまでの作業
今日は昨日に続き、2尺3寸管の下作りをしました。手穴仕上げの後、歌口入れまでが完了しました。私は28歳の時に岡本竹外先生に入門しました。それまでの琴古流尺八の世界から、地無し尺八の世界に入りました。最初に手にした地無し尺八は、門田笛空作の2尺3寸管でした。それから、地無し尺八の製作を始めましたが、尺八の口径は、門田笛空作を基準に竹堀を始めました。それから、長い年月が過ぎて、岡本竹外先生から、丹田で鳴らす尺八は、太いほど楽に大きな音が出せるという言葉が理解でき、太い竹材を掘るようになりました。今では、、門田笛空作の2尺3寸管は、細身の地無し尺八に見えるようになりました。門下の方々も、最初は細身の地無し尺八を吹いていましたが、今では、太い尺八が吹けるようになり、次々と交換をしてあげました。今月も、16日に岡山の実家に帰りますが、太くて重い竹材を探しての竹堀が始まります。





























