地無し尺八を鳴らす極意
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地無し尺八を鳴らす極意

写真の1.琴古流や都山流の尺八を吹くときの口の形状。何十年も 、この吹き方で慣れているので、いきなり太い地無し管を吹こうとしても音が出ません。まずは口の形状を変えることから始めて、それから逆腹式丹田呼吸法により、丹田の圧力を尺八の中にかけるようにします。写真2.基本的に舌先を下の歯の上にかぶせて、下唇の 先を押すようにして、歌口内部の隙間を埋めるようにします。こうすれば、ほっぺたは自然に膨らみ丹田からの息は、舌の上を流れるように尺八内部に出ていきます。太い尺八ほど、舌先で下唇を余計に押し出して、歌口内部の隙間を埋めることになります。写真3.ほっぺたが膨らみ、ブルドックのように、息を送るたびに、震えるようになれば、顔全体の力も抜け、口の中の息を自在にコントロールできるようになればそれぞれの材質の違う尺八の音味も吹分けることができます。地付き管ではメリ音の時は息も弱めますが、この奏法では、ノズルの方向を自在に変えるだけで息は、メリもカリも同じ強さになります。稽古の時に岡本竹外先生から、メリの時に息までメらないようにと指導を受けました。高齢になって地無し尺八の道に入られる方が多いですが、胸式呼吸のような無理な負担を体にかけずに、ただ丹田だけを動かして鳴らす、この奏法ならば健康に、竹の音味を楽しめます。 
従来の口先で吹く奏法(クリックで画像を拡大)
舌先で下唇うぃ絶えず押す(クリックで画像を拡大)
丹田の息をほほにためて押し出す(クリックで画像を拡大)