根笹派錦風流尺八の歴史調査報告
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根笹派錦風流尺八の歴史調査報告

1.平成21年5月 根笹派錦風流尺八の名手を偲んで弘前を訪問し先師たちの墓参りをしました。
2.平成21年7月 弘前訪問で、錦風流尺八の津軽3名人の一人であった 青森の津島孤松師の甥っ子であります、津島六奥氏を訪ねて、津島孤松師直筆の楽譜や、アルバムを拝見することができました。
このアルバムにより、初めて津島孤松師の顔も、皆さんに見てもらうことが出来ました。また、形見の尺八、折登如月作も拝見することができました。 
3.平成21年9月 弘前訪問では、錦風流尺八・県技芸保持者 後藤清蔵門下の平尾雄三氏宅を訪問し、津軽三名人の一人であった津島孤松師の最後の弟子、瀧谷孤瀧師が愛用していました、太い地無し2尺2寸管を見ることができました。明治20年頃に、福島の神保政之輔師が青森に来た時に、面会した
津島孤松師 におくったもののようです。その尺八が、現在は平尾雄三氏の
手元にあります。神保三谷の曲を吹けば、竹が曲を歌ってくれるような
名管です。 
4.平成21年11月 弘前訪問では、地元弘前の三曲協会で活躍されています
都山流尺八家・境道山先生(境淳一郎)にお会いすることができました。
境先生が所蔵されていました、錦風流二代宗家・永野旭影師から三代宗家・
成田松影師への引き継ぎ書や、地元の尺八家・村上文雄氏が、宗家の成田
松影師よりいただいた師範免状も見ることができました。
5. 平成22年2月 東京・巣鴨の長徳山妙光寺に出かけました。弘前藩九代
藩主・寧親公の命により虚無僧寺一月寺に3年間、尺八を学んで弘前に
戻った、吉崎八弥好道の菩提寺は、弘前・禅林街にあります曹洞宗・
恵林寺でしたが、後に東京・巣鴨の妙光寺に墓が移されました。
その吉崎家の墓参りをしてきました。
6.平成22年5月 弘前訪問では、平川市の猿賀神社を訪ね、宮司の山谷敬氏に会うことができました。山谷敬氏の祖父、山谷義雄氏(孤山)は、宮司であり、また、錦風流尺八は、明治40年頃に、津軽三名人の一人、青森の
津島孤松師に入門し、大正8年に師範免状をもらっています。
7. 平成22年10月 弘前訪問では、弘前市内にあります胸肩神社社務所を
訪問し、山谷敬宮司より、祖父、山谷義雄氏が愛用していました、尺八5本と津島孤松師直筆の楽譜を拝見することができました。特に、折登如月作の
地無し2尺管は、秩父宮殿下の御前演奏で使用されたものです。
 また、山谷義雄氏と同じ明治40年頃に、津島孤松師に入門し、長年、弘前
の演奏会でも活躍されました岡本不二男氏宅を訪問し、息子の岡本美登利氏
より、父である不二男氏が愛用された地無し2尺管を拝見しました。
これまで、弘前で数々の錦風流尺八を見てきましたが、その中では一番
太いものでした。
 8.平成23年5月 埼玉県在住の錦風流尺八及び、小野寺源吉伝の巣籠の
名手でした乳井建道師の長女、田村琴子さん宅を訪問し、明治16年乳井月影
師が書き残しました錦風流本調子之譜の原本並びに、乳井建道師の書かれた
楽譜、写真なども拝見することができました。
9.平成23年9月 弘前訪問では、禅林街にあります曹洞宗・蘭庭院 を
訪ね、流し六段の名手でした十七世鉄山芳樹和尚の墓参りをし、さらに
庭にあります芳樹和尚の石碑を見ることができました。この石碑には
芳樹和尚愛用の尺八と、ふきちらし我はうき世の北南と刻まれています。 
10.平成24年2月 弘前市在住の矯正歯科医・広瀬寿秀氏 より、明治二年
弘前絵図の書籍と、地図のデータをいただきました。この地図によれば、
明治二年の在府町には、錦風流の祖、伴勇蔵師や、その弟子で初代錦風流
尺八の宗家、乳井月影師、また、その門下、前原修助氏の名前も書かかれて
いました。
 11.平成24年5月 弘前訪問では、地元の尺八家、三戸建次氏より、昭和11年12月4日、弘前31連隊に勤務されていました、秩父宮殿下の宿舎、
菊池別邸において、山谷義雄氏と斎藤周童氏が御前演奏をしました。
その時の記念写真と、斎藤周童氏が御前演奏で使用されました尺八を
拝見することができました。
12. 平成24年9月 弘前訪問では、昭和10年に昭和天皇の弟、秩父宮殿下が
弘前31連隊に勤務することになり、宿舎の菊池別邸の警護のために、
作家の寺山修司の父親、寺山八郎が紺屋町臨時巡査派出所に巡査として
勤務していました。その臨時巡査派出所の改修工事が完了し、新しくなった、紺屋町派出所を見ることができました。 
 13.平成25年5月  北海道函館で活躍されました、錦風流尺八家で、津島
孤松師の弟子、阿部孤鶴師宅を 訪問し、長女の方から、昔の話を聞くことが
できました。また、阿部孤鶴師の錦風流尺八教授の看板も記念にいただき
ました。
14.平成25年10月 弘前訪問では、錦風流尺八・工藤兵一氏の書かれた
錦風流本曲譜・琴古流本曲譜を所蔵しています佐藤新子さんから見せて
いただくことができました。
15.平成26年5月 弘前訪問では、錦風流尺八・工藤兵一氏の愛用して
いました、地無し2尺管を所蔵しています佐藤新子さんから見せていただく
ことができました。
平成26年10月 弘前訪問では、錦風流尺八の祖とも言うべき、伴勇蔵
建之師の菩提寺で、津軽軍師・沼田面松斎顕影会開催され、私が錦風流
尺八について講演をさせていただきました。
17.平成27年5月 弘前訪問では、錦風流尺八二代宗家・永野旭影師の墓が
弘前禅林街・寿松院に実在するのか現地調査をしました。
18.平成27年6月 島根県松江市宍道町の八雲本陣を訪問し、木幡吹月師
コレクションの中の、御家流尺八笛譜を拝見することができました。
この錦風流楽譜の表紙裏には、明治32年奥州南津軽郡本郷村・鎌田氏
所蔵の楽譜を書き写すと記載されていました。
19.平成27年10月 弘前訪問では、禅林街・曹洞宗宗徳寺の黒滝住職に
江戸時代に、錦風流尺八・伴勇蔵師とならんで、僧・耕春院哲長という
僧侶がいたのかどうかを調べてもらいました。また、青森市浪岡の
本郷に出かけ、錦風流尺八家、鎌田氏なる家を探しました。
20.平成28年5月弘前訪問では、故・松岡竹風師宅で折登如月作の2尺管を
拝見をする。また、錦風流・報恩寺道広や円明寺、光善院跡地などを確認をした。また、流し六段の名手であり蘭庭院住職・芳樹和尚が眠る、報恩寺の東海家墓地にもお参りをしました。地元・錦風流伝承会の皆さんの研修会で奏法の指導もできました。