地無し尺八製作(その15)
地無し尺八製作(その1)(2020.10.21)竹堀作業
地無し尺八製作(その2)(2020.10.21)竹堀作業
地無し尺八製作(その3)(2020.10.21)竹堀作業
地無し尺八製作(その1)(2020.10.20)2尺5寸管の割れ修理作業
今日は2尺5寸管の割れ修理作業をしました。10月17日に神戸湊川神社での献奏大会に出席し、翌日、神戸市中央区にあります真言宗・融通尊寺を訪問した折、高梁市巨瀬町の祇園寺で掘って製作、その尺八を宇喜多住職に送りましたが、その尺八に数か所割れが生じていました。すぐに荷造りして、私の実家に佐川急便で送り、昨日、その尺八が届いたので、濡れタオルで包みました。今日、割れ口が塞がったので、7か所に溝を彫り、テグスを巻きました。作業の終了後、再度、濡れタオルで巻いて保管しました。後は溝を埋めて、漆を塗り、その後、3厘籐を巻いて仕上げる予定です。8月からの高梁市の実家での生活も来週28日は川崎の自宅に向かいます。再度、実家に戻るのは年末になりそうです。
地無し尺八製作(その2)(2020.10.20)2尺5寸管の割れ修理作業
地無し尺八製作(その3)(2020.10.20)2尺5寸管の割れ修理作業
地無し尺八製作(その4)(2020.10.20)2尺5寸管の割れ修理作業
地無し尺八製作(その5)(2020.10.20)2尺5寸管の割れ修理作業
地無し尺八製作(その6)(2020.10.20)2尺5寸管の割れ修理作業
地無し尺八製作(その7)(2020.10.20)2尺5寸管の割れ修理作業
地無し尺八製作(その1)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
今日は、以前製作していました5本の尺八の手穴を仕上げたり、管尻内部の仕上げ作業をしました。地無し管の製作も、師匠の岡本竹外先生が使用されていました大久保甲童作の2尺3寸管、造りが琴古流の歌口を吹く奏法の尺八、管尻の先には音が出なくて、歌口付近で音が出ていました。岡本竹外先生が夜行列車で大阪に出かけて、師匠の桜井無笛先生宅を訪問した時に、大久保甲童師から桜井無笛先生のところに、新作の2尺3寸管が届いたそうです。桜井先生は、その尺八を手にすると、2回ばかり息を入れた後、この尺八をあなたにあげるよと、その場でもらったそうです。持ち帰ったら、まったく鳴らない尺八に、岡本先生も悩んだそうです。どうにかならないかと、歌口の水牛の角の内側に、漆を盛り付けたら、音が出るようになったとのことでした。岡本先生宅に稽古に行くたびに、この大久保甲童の尺八の律が良くないと、その言葉は、何度も聞かされました。2000年に岡本先生が亡くなり、蒼龍会二代目会長の高橋峰外氏が、その尺八を愛用されてきました。その高橋峰外氏も今年6月に亡くなりました。生前に高橋峰外氏から、古管尺八を受け継いでくれと何度も言われていました。来月には、私が大久保甲童の尺八も受け継ぐことになりました。ある時、竹友の故・山田悠さんが、大久保甲童と西村虚空の2尺3寸管を見せてくれました。大久保甲童の地無し管は、相変わらず、歌口付近から音が出る、現代管と同じものでしたが、西村虚空作は、息受けが良くて、管尻の先から音が出るものでした。さすがと感心した次第です。今日、息受けの確認をしました5本の尺八、満足のものは2本だけでした。
地無し尺八製作(その2)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その3)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その4)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その5)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その6)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その7)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その8)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その9)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その10)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その11)(2020.10.10)5本の尺八の仕上げ作業
地無し尺八製作(その1)(2020.10.9)竹の油抜き作業
今日は、竹材22本の油抜き作業をしました。午前9時に道具を準備して、七輪に樫炭を入れて着火、その後、備長炭を入れて火が着いてから、油抜き作業を開始しました。良きものを目指すには、時間をかけて油抜き作業をすることが大切です。楽を考えれば、ガスバーナーを使用したり、ガスコンロで油抜きも出来ますが、備長炭で中にじっくり熱を加えて油が表面に浮き出るのをふき取るのが重要なことです。1本の油抜きに15分から20分かかります。備長炭の火加減を調整しながら、作業が午後4時に終わりました。後は、天日干しです。
地無し尺八製作(その2)(2020.10.9)竹の油抜き作業
地無し尺八製作(その3)(2020.10.9)竹の油抜き作業
地無し尺八製作(その4)(2020.10.9)竹の油抜き作業
地無し尺八製作(その5)(2020.10.9)竹の油抜き作業
地無し尺八製作(その1)(2020.10.7)竹の根回りの始末(続き)
地無し尺八製作(その2)(2020.10.7)竹の根回りの始末(続き)
地無し尺八製作(その3)(2020.10.7)竹の根回りの始末(続き)
地無し尺八製作(その4)(2020.10.7)竹の根回りの始末(続き)
地無し尺八製作(その5)(2020.10.7)竹の根回りの始末(続き)
地無し尺八製作(その6)(2020.10.7)竹の根回りの始末(続き)
地無し尺八製作(その1)(2020.10.6)竹の根回りの始末
地無し尺八製作(その2)(2020.10.6)竹の根回りの始末
地無し尺八製作(その3)(2020.10.6)竹の根回りの始末
地無し尺八製作(その4)(2020.10.6)竹の根回りの始末
地無し尺八製作(その5)(2020.10.6)竹の根回りの始末
地無し尺八製作(その6)(2020.10.6)竹の根回りの始末
地無し尺八製作(その1)(2020.10.5)竹堀作業
今日は今年2回目の竹堀に出掛けました。前回と同じ場所で12本の竹を掘りました。竹が生えている斜面は、砕石がある場所に、表面を土が覆っているような状況です。砕石の間から真竹が生えていますが、根元は岩盤の上に座っているように見えます。産廃のペットボトルを巻きこんだり、今日は根元がオロナミンCの瓶を巻き込んでいました。十分な水分を上げることが出来ないで、竹の上部には、笹がわずかあるだけです。しかし肉厚で、この場所の竹は乾燥しても重量はあまり減少しません。地無し管の材料としては極上と言えるでしょう。昨年は海抜450mの山の上の竹も掘りましたが、肉厚な竹も乾燥したら、ふうわりとした軽い竹になってしまいました。