地無し尺八製作(その29)
地無し尺八製作(その1)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
先日、管尻を改修しました岡本竹外先生の吹き料の大久保甲童作の2尺3寸管、稽古で使用しても、まだ地無し管の息受けが良くないので、今日は、再度管尻部分の石膏を削ったら、元の漆がでてきました。なんと、ラッパになってしました。地付き尺八のラッパはよく見ますが、地無し管では皆無です。管尻の穴径が30mmもありました。若い時、岡本先生宅で、神如道作の地無し管の管尻に、岡本先生がほうきの柄をはめ込んだのを見たことがあります。私の竹材では30mmの細いものはないので、ホームセンターに出かけて竹ほうきの柄が30mmのものを探しました。たくさんのほうきや熊手も断面が扁平な竹を柄に使用していましたが、たまたま2本だけ丸い柄が見つかりました。早速、ほうきを購入して、柄の部分を切断して、2尺3寸管の管尻も、地付き管の中継ぎのように、丸ノミでほぞに削る、ほうきの柄の部分をはめ込みました。関西の古管尺八には、管尻に象嵌細工をしたものがあります。私も4本ばかり象嵌のある地無し管を所蔵しています。その中で1本は星形の象嵌が欠落していたので、水牛の角を入れて補修しました。今回も水牛の角を入れてもいいのですが、とりあえずほうきの柄を象嵌の形に入れました。試し吹きでも、門田笛空作の地無し管のように、息受けが良くなりました。大久保甲童作の琴古流式の歌口を吹く奏法の地無し管から、明暗本曲を鳴らす尺八になりました。
地無し尺八製作(その2)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その3)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その4)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その5)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その6)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その7)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その8)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その9)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その10)(2022.7.15)1尺7寸管の製作その他作業
地無し尺八製作(その1)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その2)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その3)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その4)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その5)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その6)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その7)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その8)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その9)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その10)(2022.7.13)1尺7寸管の製作
地無し尺八製作(その1)(2022.7.12)2尺9寸管の製作
今日は、昨日に続いて2尺9寸管の歌口仕上げ作業をしました。この次は錦風流の裏調子用にと、1尺7寸管の製作を予定しています。明日は私の実家の隣、恵比須様の夏祭りです。市内に7箇所恵比須様がありますが、会館の中にあるのは、我が家の隣だけです。夕方、旗指物の準備、提灯の吊り下げ、神棚のサカキは花屋で価格が高騰しているというので裏山の御崎神社境内までサカキを切りにでかけました。境内には、昔から真竹の竹藪がありますが、真砂土なので、竹の肉厚が薄くて、残念ながら地無し管には使用できません。
地無し尺八製作(その2)(2022.7.12)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その3)(2022.7.12)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その4)(2022.7.12)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その5)(2022.7.12)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その1)(2022.7.11)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その2)(2022.7.11)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その3)(2022.7.11)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その4)(2022.7.11)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その5)(2022.7.11)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その6)(2022.7.11)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その7)(2022.7.11)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その8)(2022.7.11)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その1)(2022.7.10)2尺9寸管の製作
今日は曇り空でしたが、作業場の気温は38℃ありました。湿度も50パーセントと蒸し暑く感じました。岡本竹外先生が亡くなるまで愛用され、その後、明暗蒼龍会二代目会長の高橋峰外氏が2021年6月、亡くなるまで愛用された大久保甲童作の2尺3寸管、残念ながら管尻内部の節は削られ、石膏が塗り込まれた地付き管に変わり果てていました。今回、管尻内部の石膏を元の漆塗りのところまで削り落として、元の地無し尺八に修正しました。また、大久保甲童師の琴古流の吹く奏法の尺八から、西村虚空師の地無し管のように、息受けのあるように修正しました。今日、管尻内部の漆も乾燥したので、試し吹きをしました。岡本竹外門下は、この大久保甲童作の地無し管の音を耳にして稽古に通いました。中には現代尺八を持参して習う弟子もいましたが、それは伝承という意味合いでは論外です。岡本竹外先生の本曲を伝承することは、この地無し管の音を聞いて伝承することです。岡本先生が吹き込まれる息を耳にして、それを習得することが伝承になります。私も伝承者の一人として、大久保甲童の地無し尺八で本曲を吹いて、音源を残すことを計画しています。
地無し尺八製作(その2)(2022.7.10)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その3)(2022.7.10)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その4)(2022.7.10)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その5)(2022.7.10)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その6)(2022.7.10)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その7)(2022.7.10)2尺9寸管の製作
地無し尺八製作(その1)(2022.7.8)2尺3寸管の製作
地無し尺八製作(その2)(2022.7.8)2尺3寸管の製作
地無し尺八製作(その3)(2022.7.8)2尺3寸管の製作
地無し尺八製作(その4)(2022.7.8)2尺3寸管の製作
地無し尺八製作(その1)(2022.7.7)2尺3寸管の製作、その他作業
地無し尺八製作(その2)(2022.7.7)2尺3寸管の製作、その他作業
地無し尺八製作(その3)(2022.7.7)2尺3寸管の製作、その他作業
地無し尺八製作(その4)(2022.7.7)2尺3寸管の製作、その他作業
地無し尺八製作(その5)(2022.7.7)2尺3寸管の製作、その他作業
地無し尺八製作(その6)(2022.7.7)2尺3寸管の製作、その他作業
地無し尺八製作(その7)(2022.7.7)2尺3寸管の製作、その他作業
地無し尺八製作(その8)(2022.7.7)2尺3寸管の製作、その他作業
地無し尺八製作(その1)(2022.7.4)2尺3寸管の製作、その他作業
今日も台風の影響で曇り空、作業場の気温は32℃でした。湿度が高いので蒸し暑く、スポットエアコンを運転しながらの作業になりました。昨日に続き、岡本竹外先生が愛用されました、大久保甲童作の2尺3寸管、今から70年くらい前に製管された地無し尺八、今は管尻内部に大量の石膏が塗られて、地無し管とは言えない響きでしたが、やっと石膏を取り除き、元の漆塗りの表面まで削り、管尻をラッパスタイルから、1円玉の大きさに絞り、内部に鼓を設けて、やっと明暗の地無し管の息受けと響きになりました。その作業の後、昨日製作を始めました太い2尺3寸管の下作り作業をしました。基準となる門田笛空作の2尺3寸管の内径は24.5mm、この太い2尺3寸管の内径は29mmなので手穴補正は15mmになり、それぞれの手穴を15mm上部に墨だししました。歌口を切り込んだところで今日の作業は終わりました。