地無し尺八製作(その24)
地無し尺八製作(その1)(2022.4.1)2尺4寸管の歌口仕上げ他作業
今日は久々に吉備高原まで昼食に出かけました。途中で廃墟の前に枯れた真竹の竹藪を発見、さらにその上段にある真竹の竹藪も眺めてきました。道沿いの真竹は切られて並べてありました。肉厚の竹ですが、油抜きをした後に、重量が軽くなるか、重いままかは、見ただけでは判断が出来ません。海童道の弟子、故・福島夢外氏ならば、切り倒した竹で早速に法竹を製作されたかも知れません。桜だけでなく、山に咲き始めたミツバツツジも見て、帰宅した後、先日、製作しました2尺3寸管の律の確認作業をして、それから前日に歌口を入れた2尺4寸管の歌口を仕上げました。さらに、新しく、肉厚の竹材で2尺4寸管の製作を始めましたが、癖のある竹なので、ため直し作業に時間がかかりました。
地無し尺八製作(その2)(2022.4.1)2尺4寸管の歌口仕上げ他作業
地無し尺八製作(その3)(2022.4.1)2尺4寸管の歌口仕上げ他作業
地無し尺八製作(その4)(2022.4.1)2尺4寸管の歌口仕上げ他作業
地無し尺八製作(その5)(2022.4.1)2尺4寸管の歌口仕上げ他作業




地無し尺八製作(その6)(2022.4.1)2尺4寸管の歌口仕上げ他作業
地無し尺八製作(その1)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
ここ数日、2階ベランダに屋根を設置をしながら、庭の赤松の剪定作業を同時に進めました。高い場所なので、吊り足場を用意、安全帯も着用しての大工と植木職人を同時にしました。なんとか屋根も完成、松の木の剪定も完了しましたが、両肩、両腕が筋肉痛で夜中、寝返りも痛くてできない状況ですが、今日は、なんとか2尺4寸管の製作作業をしました。これまで製作しました尺八は400本以上ありますが、2尺4寸管は、わずか数本だけです。あまり使用しない寸法ですが、竹材が7節で手穴の目割もいいので、そのまま製作することにしました。下作りで歌口に水牛の角を入れるところまで出来ました。
地無し尺八製作(その2)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その3)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その4)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その5)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その6)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その7)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その8)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その9)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その10)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その11)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その12)(2022.3.31)2尺4寸管の製作作業
地無し尺八製作(その1)(2022.3.26)2尺3寸管の歌口仕上げと2本の漆塗り作業
地無し尺八製作(その2)(2022.3.26)2尺3寸管の歌口仕上げと2本の漆塗り作業
地無し尺八製作(その3)(2022.3.26)2尺3寸管の歌口仕上げと2本の漆塗り作業
地無し尺八製作(その4)(2022.3.26)2尺3寸管の歌口仕上げと2本の漆塗り作業
2尺3寸管、最後に管尻内部に鼓加工をして、息受けの確認をした後、門田笛空作の2尺6寸管の巨管との息受けの比較をし、さらに谷北無竹師が愛用されていた、3代俣野真龍作の2尺管とも息受けの確認をしました。いくら良く鳴る地無し管を製作しても、年数が過ぎないと人を感動させるような音味は出ません。私の吹き料の3尺管、製作して25年がすぎ、やっと柔らかな音味が出るようになりました。3代俣野真龍作の2尺管の息受けの良さ、柔らかな音味を耳にすると、私の製作した地無し管は、まだまだ、時間が過ぎて、遥か先の時代に竹が枯れて、やっと出るようになるのでしょう。