福島夢外作の法竹
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福島夢外作の法竹(その1)2020.4.27

私の門下、横浜市在住で昨年7月に病気で他界されました斎藤保彦氏が所蔵していました福島夢外作の2尺5寸管の法竹です。斎藤氏は、生前に福島夢外師宅を訪問して入門をお願いしましたが、その時は福島夢外師は肺を痛めて、もう吹けないからと入門を断られました。この2尺5寸管の法竹だけ入手することができたとのことでした。後に竹友の故・山田虚悠氏がこの法竹を見たいとのことで、斎藤保彦氏から借用して山田氏に見てもらいました。山田氏の話では、福島夢外師は法竹を調律するため、木製のヘラのような道具で法竹の内部の要所を押さえて繊維をつぶしながら調律していたとのことでした。
歌口キャップ(クリックで画像を拡大)
歌口キャップ(クリックで画像を拡大)
歌口キャップ(クリックで画像を拡大)
2尺5寸管の法竹(クリックで画像を拡大)

福島夢外作の法竹(その2)2020.4.27

私が40年くらい前に製作しました地無し2尺5寸管と寸法的には、ほぼ同じでした。斎藤氏と吹き合わせをしても律がピタリと合いました。さすがと思える法竹でした。福島夢外師は海童道老師の弟子でした。本物の道曲を吹くならば、このような道具でないと味わいが出ないでしょうね。
管尻部分(クリックで画像を拡大)
全体の姿(クリックで画像を拡大)
福島夢外師の焼き印(クリックで画像を拡大)
全体の姿(クリックで画像を拡大)